特 徴
□ 建設技術審査証明 第1001号
アイオノマー樹脂を被覆し、下記の厳しい条件でも強度・耐久性・摩擦抵抗に優れた鉄線である。
・強い酸性を示す河川区間
・塩分濃度が高い河川区間
・河岸が腐植土の区間 

□ コストパフォーマンス
耐用年数が長いIRだと、初期費用を耐用年数63年(酸害地)で割った場合、1年あたりわずか約52円/㎡。
めっきに比べ、76%以上もコストダウンに貢献します。
芯線径
(mm)
線径
(mm)
引張強さ
(N/緕氈j
皮膜厚さ
(μm)
販売単位目安
2.0 2.8 590~880 400 10㎡
2.6 3.2 590~880 300 400㎡
3.2 4.0 540~830 400 250㎡
4.0 5.0 390~780 500 200㎡
亜鉛めっき鉄線との違い

圧倒的な耐久性の差があります。2箇所の事例を紹介します。

◆三宅島 火山性ガスがある環境
IR被覆鉄線だけには、めだった劣化が認められません。非常に高い耐久性があります。
◆沖縄県 宮古市下地島 海岸に隣接した環境  GS7金網は7年経過 IR被覆鉄線は6年経過
 めっき金網で最も耐久性が高いGS7金網(めっき金網の最高級品 めっき量400[g/㎡]以上)とIR被覆鉄線の差は顕著です。
高密度ポリエチレン鉄線との違い

IR被覆鉄線は、物価版に掲載されている「ひし形金網(ポリエチレン被覆)」とは、下記の点で異なります。

項目 物価版記載鉄線 IR被覆鉄線
名称 ひし型金網
(ポリエチレン被覆)
(記載なし)
JIS規格 G 3552 G 3554 JIS G 3547
線種 E-GH2 E-GH3
価格 外径3.2mm
700(円/㎡)程度
物価版は適用できません

塩水噴霧試験結果

http://www.towaron.co.jp/ir/test01/

耐候性試験結果

促進暴露試験装置(WS-A)にて12,000時間照射する。(屋外暴露60年に相当)12000時間でIR樹脂に変化なし。一般の塩化ビニル被覆鉄線の場合は、2000時間で表面がざらつき3000時間で焼けた色が薄くなり始める。

http://www.towaron.co.jp/ir/test02/

耐磨耗試験

IR被覆線は亜鉛めっき鉄線に比べ耐磨耗性が約19倍優れています。

http://www.towaron.co.jp/ir/test07/


砂落とし摩耗試験

摩耗率は、亜鉛鍍金の1/18倍

http://www.towaron.co.jp/ir/test06/

耐寒衝撃性試験

IR被膜は低温特性に優れており、アイゾット衝撃試験においては-30℃でも、常温と同じ耐衝撃性が確認されています。

http://www.towaron.co.jp/ir/test09/